中学生の学習法

 

 1、各科目の特徴にあわせた適切な指導

 2、充実した定期考査対策

 3、高校受験の安心できる実績 

 

1、各科目の特徴にあわせた適切な指導

 中学生の学習では、やはり英語と数学が大切です。この2科目はそれまでに学習した内容が定着していないと次の分野が理解できない構成になっているためです。

 

(例)

 ・中1 正負の計算 ⇒ 文字式(加減) ⇒ 方程式 ⇒ 比例・反比例

 ・中2 文字式(乗除) ⇒ 連立方程式 ⇒ 一次関数

 ・中3 文字式(展開、因数分解) ⇒ 平方根 ⇒ 二次方程式 ⇒ 二次関数

 

 このように、中1で学習した内容が横につながっていくのと同時に、中2、中3で再び同じ分野をレベルを上げて学習することになります。

 同じように、英語も中1の最初(小学生)で一般動詞の使い方を理解し、英語の語順を正しく理解しなかった場合、中2以降の英語ではその時々になんとかテスト対策はできても、基礎ができない状態で上にだけ積みあがっていく建物になってしまいます。これがいかに不安定かわかるでしょう。

 

 したがって、数学と英語は中1の初めが一番肝心です(英語は入学前の3か月)。

 また、途中でわからなくなった場合は、どの時点からわからなくなったのかをさかのぼる必要があります。

 

 有隣塾では、中間考査、期末考査の対策のためにかなりの時間を取って学習をしますが、そのときだけ何とかする学習法では実力テストや入学試験では到底歯が立ちません。そのため、理解が不十分なところからさかのぼって理解しなおす機会を春休みの春期講習と夏休みの夏期講習でつくっています。

 ※冬期講習でも復習はしますが、期間が短いため十分ではありません。

 

 一方で、理科や社会は、学習のこつをつかめばどこからでも飛躍が可能です。

(例)

 ・歴史 卑弥呼(邪馬台国) ⇒ 大和政権 ⇒ 聖徳太子 ⇒ 大化の改新 ⇒ ・・・ 

    ⇒ 織田信長 ⇒ 豊臣秀吉 ⇒ ・・・

 

 数学では、正負の計算ができなければ、その後の図形の一部を除く全分野で理解不可能に陥るのに対し、例えば歴史で「卑弥呼」がよくわからないからといって、「織田信長」について理解できないということはありません。これは地理でも同じです。もちろん、地理も歴史も相互に連関しあっていますので、高いレベルで理解しようと思えばつながりはありますが、理科・社会については、いますぐに得意にすることも可能です。

 

 では、国語はどうでしょうか。

 文章を読むには、文章に触れなければなりません。それと同時に、文章を読んで考える力は日常の生活の中で養わなくてはなりません。自分の周りに起こった出来事についてどう考えるのか、考えたことを自分の言葉でどう表現するのか、これには語彙も必要です。

 有隣塾は、国語の指導にも力を入れています。語彙力、思考力、表現力などを高めていくことは、国語に限らず、将来の「生きる力」として重要です。

 

2、充実した定期考査対策

 有隣塾では、塾生対象に無料で定期考査対策時間割を実施しています。

 おおむね定期考査の3週間前から毎日可能な限り通塾して学習します。

 そして、有隣塾の特徴は全科目を網羅的に学習することです。

 

 学習の順序は、

 

 学校のワーク(2回or3回) ⇒ 塾の問題集(2回目) ⇒ 問題演習 

 

 です。

 

 学校のワークは宿題も課されていますが、やはり単元がまとまっているため使用しやすい問題集です。教科書を使いながら全問正解できるまで復習します(第1段階)。

 

 塾の問題集は学校の授業進度に前後して予習や復習を行っていますので、定期考査対策に入る前には1回目の学習が終わっている(はず)です。ワークの問題が全問正解できるようになった生徒は、塾の問題集で復習をします(第2段階)。

 

 最後に、重要な学習内容を全般的に網羅した問題演習を複数回繰り返します。これが定期考査対策における第3段階です。

 

 有隣塾の定期考査対策の特徴は、全科目全範囲について3回以上の繰り返し学習を行うことです。

 特定の科目や特定の分野だけに集中した学習をするのではなく、その時期に必要とされる学習内容を全般的に学習することで、高校受験、高校進学後、大学受験まで視野に入れた学習法の基礎を確立することができます。

 

3、高校受験の安心できる実績 

 

 有隣塾は高校受験で十分な実績をあげてきました。

 これは生徒たちが努力したことはもちろんのことです。

 一方で、塾の合格実績稼ぎのために、無理にレベルの高い高校を受験させたりするような、生徒個人を尊重しない進学指導はしていません。また、高校進学後の学習を考慮した適切な進学指導をしています。

 

 ただ、保護者世代の高校受験では、難関公立校でもせいぜい数人のオーバーで調整されていたものですが、この20年ほどは岐阜地区の特定の高校に人気が集中する傾向が続いています。年度によって上下はしますが、安心して合格を目指すためには、やはり定員の半分以上で合格する力が必要です。内申点によるハンディがある場合はなおさらです。

 

 まれに「受からなくてもよいから〇〇高校を受験する」と言って、実力に見合わない高校を受験する生徒もいます。最終的にどの高校を受験するかは本人の自由ですが、有隣塾としては、15歳の春に挫折を味わって高校に進学することを善しとしていません。やはり高校に進学する際は、目標を達成し、晴れやかな気持ちで笑顔を輝かせて進んでほしいと心から願っています。

 

 有隣塾の本格的な高校受験対策は中3の春休みから始まります。

 

 1、春休み(春期講習=2週間)

      中2までの英語・数学を徹底的に復習

 2、夏休み(夏期講習=4週間)

   前半 中2までの英語・数学・理科・社会を復習、国語は実戦練習

   後半 中3の学習範囲を復習(期末考査対策)

     &実力テスト過去問演習3年分

 3、冬休み(冬期講習=10日間)

   年内 学習範囲の総復習(実力テスト対策)

   新年 後期期末考査対策   

 4、1月以降

      徹底的に過去問を演習(私立3年分、公立5年分+α)

 

 有隣塾の特徴は徹底的に「問題を解く」ことです。どれだけ知識があっても、時間内に問題に正解できなければ意味がありませんし、わかりやすい解説を聞いてわかったつもりになっても、実際に解答欄に正解を書けなければ意味がありません。

 中3が学習するプリント量は400枚を超えます。もちろん、これは定期考査対策などを除いた量です。

 

 圧倒的な学習量によって、繰り返し出会う回数を増やし、理解を助けることで、質を向上させる。質が向上することにより、より多くの学習量を同じ時間でこなせるようになる(らせん状にループして上昇します)。

 

 これが、「量から質への転換」「質から量への再転換」(止揚=アウフヘーベン)です。

 

 有隣塾の指導の根本に「弁証法哲学」があるからこそできるのです。